梅酒ののんびり劇場

のんびりまったり更新するよ~

小さく弱い、少女のお話

「行ってきます」

 

そう言い、私は家を出る。

 

実を言うと、学校にはあまり行きたくない。

 

学校へ向かう途中の道で、村の人たちが私の陰口を私に聞こえるように話すから。

 

どんな内容かは、いつも決まっている。

 

だから、学校に行くのはいや。

 

途中の道は、まだいいほう。

 

学校についたら、もっとヒドイ。

 

机には、ごみが入ってるし。

 

いきなり水をかけられるし。

 

水なら、まだいいほうだけど。

 

たまにペンキがかかってくるから、いや。

 

休み時間になると、みんなが私をぶったり、蹴ったりする。

 

そうして、みんなが私を罵るんだ。

 

『奴隷の子め!』 『消えてしまえ!』

 

ってね。

 

たまに、先生も加担してくる。

 

『お前に生きる資格はない』 『死んでしまえばいい』

 

とか言ってくる。

 

だから私は学校がいや。

 

なんで私をいじめるのか、わからないから。

 

何もしてないのに。

 

なにかしたのなら、謝るのに。

 

そうして私は抵抗もなにもせず、ただただ、殴られ、蹴られ、罵られ。

 

もう、学校には行きたくない、みんな、消えてしまえばいいのに。

 

そう思って、今日も学校に行く。

 

 

二年後、その願いが伝わるとも知らずに。

 

 小さいころの、リィのお話。

駄文だったね。

才能とかどっかに売ってない??